禁煙ブログ

2013年10月 6日 日曜日

歯学部同窓会卒後研修セミナー

都筑区 センター北 井上歯科クリニック 院長 井上です。

 本日、歯学部同窓会卒後研修セミナーに参加してきました。午前に鶴見大学歯学部口腔内科学講座 里村 一人先生に「再生医療の最前線と歯科における今後の展開」という演題でお話いただきました。まず再生医学とは・再生医療とはという基本的なことから始まり、歯の発生のお話になりました。歯原性上皮細胞が形成する組織はエナメル質のみであるのに対し、歯原性間葉細胞が形成する組織は歯髄、象牙質、セメント質、歯根膜、歯槽骨の多種類に及ぶということです。
 今後の目標は、セメント質、歯根膜再生型のインプラントの開発ということでした。技術的には10年ぐらいあれば開発できるそうです。問題は経済的な問題で、価格です。実際の歯ができるまでには歯胚を植えて完成する時間がかかりすぎるということで、インプラントの開発(インプラントの表面に加工する)に絞っています。
 その他、興味深い話題として、メラトニンの生理作用(催眠作用・免疫賦活作用・抗性腺作用・抗腫瘍作用・抗酸化作用)のうちの催眠作用に注目しているそうです。睡眠導入剤として2週間から1ヶ月で、副作用なし。医科の先生が個人輸入で使用して効果を挙げているとのことです。
 午後は月星 光博先生の『これからの「エンド」の話をしよう』という演題の講演でした。演題はマイケル・サンデーのJUSTICE 『これからの「正義」の話をしよう』からとったそうです。夜中(午後11時ごろ)知り合いの知り合いが歯が痛くてどうしようもない、という電話があり診療したそうです。そのときの保険の治療費が1,810点(18,100円)でした。その患者さんはタクシーで月星先生のところに来られて、診療後もそのタクシーに乗って帰ったそうです。そのタクシー代が20,400円・・・その時にわが国の根治の値段の安さを嘆いたそうです。それから、わが国の外傷治療に正義はあるのか・・・といろいろ考えさせられる、とお話されました。
 歯科医にはモラルハザードが大事で、得・徳・仁(いつくしみ・慈愛・思いやりの心)が大切と仰いました。エンドはまず①ラバーダム・②GIC(グラスアイオノマーセメント)による仮封・③器具の滅菌が基本ということでした。さらに①コーンビームCT(10年5ヶ月前に導入)②手術用顕微鏡③超音波根管内洗浄④ニッケルチタン器具・・・などは非常に有効ということでした。最後に「外傷歯の診断と治療」「治癒の歯内療法」は是非読んでくださいということでした。
 講演は大変よかったのですが・・・会館の入口の喫煙コーナーで、10人ぐらいタバコをすっていたので通過するのにとても辛かったです。nosmoking


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投稿者 井上歯科クリニック